ここ数年でゲームの制作方法も大きく変わってきました。
携帯ひとつとっても、以前はガラケーが主流で、次にスマートフォン、今ではVRの時代です。
3Dも当たり前になってきましたね。
ゲームを作る時はJavaが必要だ、Swiftだといわれてきましたが、最近になってUnityに注目が集まっています。
Unityとはいったいどんなプログラムなのでしょうか?
またどんなことができるのでしょうか?
詳しく解説していきます。
Unityでできること。プログラミング初心者に優しい仕様が人気
一言でいうとUnityとはゲームの開発プラットフォームです。
ゲームに必要な、3Dや2Dのキャラや背景の動き、音の再生、データの管理まで、ゲームができるまでの全ての工程をUnityだけで作り上げることができます。
プラモデルのキッド一式を想像してもらえるとわかりやいかもしれません。
Unityだけあればゲームが作れるのです。
なのでプログラミング初心者でも始めやすく人気がでてきました。
Unityは難しくない?その特徴とは
Unityには今までにない、画期的ないくつかの特徴があります。
Unityはプログラミング言語が必要ない
そう、初心者にはここが大きいですよね。Unityは基本的にプログラミングは必要ありません。
今まで3Dのゲームを作る時にはC言語は必須でした。しかしC言語について知らなくてもゲーム開発ができるのです。
これはすごいことでUnityが大きくシェアを広げた理由のひとつともいえます。
マルチプラットフォームに対応
マルチプラットフォームとは種類の違う互換性のないコンピューターでも使用できる、対応できるということです。
つまりUnityでゲームを作ればiOSでもAndroidでもXboxでも動かすことができるのです。
どこがすごいの?と思われるかもしれませんが、これってメチャメチャ画期的なことなのです。
例えばiOSとAndroidではゲームを開発するための言語がちがいます。iOSならSwift、AndroidならJava、3DはCやC#など、開発に大きなコストがかかるのですね。
Unityであればある程度、開発言語を気にすることなくゲームを作ることができます。
アセットストアでの機能拡張がたくさんある
Unityで作った3Dのパーツ素材などはアセットストアで販売、購入をすることができます。
有料と無料どちらもあり、プラグインのような拡張機能もあります。効率よく開発ができる環境が整っているので、Unityが使いやすいといわれているのもわかりますね。
VRにも対応している
UnityはVRを想定して制作することができます。Unity VRを使用することで互換性が保たれる仕組みです。
Unityのデメリット
Unityのデメリット多くないのですが、オリジナリティには弱い傾向があります。
細部を自分の思うようにしようとするとカスタマイズが必要になり、どうしてもC#やJavaScriptでのプログラミングが必要になってきます。
これはちょっと初心者にはつらいところです。しかしUnityはまだまだ発展途上であり今後改善されていくでしょう。
反対にC言語などのプログラミングを学ぶよいきっかけになるかもしれません。
Unityを学習するにはどうすればいい?
ではUnityはどうやって勉強すればよいのでしょうか?
最近では多くのサイトやスクールで扱われるようになりました。
Unityが学習できるサイト
・Unity マニュアル
ユニティ・テクノロジーズ社のマニュアル。これをみればひと通りのことが分かります。まず一番に見るべきサイトともえいます。
・はじめてのUNITY
こちらも公式サイトから。はじめてUnityに触れる人のためのチュートリアルと解説があります。
・ドットインストール Unity入門(全26回)
ドットインストールでもUnityの授業があり、効果的に学習することができます。
・libro-「ビギナーのためのUnity超入門」グループ
libroは各専門的な分野の入門サイト。Unityのことも解説しているのですが、とてもわかりやすいです。おすすめ。
・mobage developers blog【入門編】世界よ、これが本当の Unity 講座だ
こちらはモバゲーさんのブログの記事なのですがとても勉強になるのでピックアップ。Unityの概念などていねいに書かれており、最初に頭に入れておくとあとの作業が楽です。
・OpenBook-Unity入門
OpenBookのUnity入門はサラッと読めることと、画像がふんだんに使われているので操作を確認できるのがいいところです。無料で読めます。
・【Unity】素人が7日間クソゲーを作り続けてわかったこと
学習サイトではないのですが、ゲームを作る過程など詳細にかかれていています。実際にやってみないとわからないことがたくさんあるので参考にするとよいですね。
Unityが学習できるプログラミングスクール
プログラミングスクールでUnityを学ぶこともできます。
TechAcademy (テックアカデミー)
Unityコース
料金:4週間プランで129,000円(社会人)
スクール料金が頑張れば手が届く範囲なのがいいですね。
徹底的に自分で作品を作ることにこだわったカリキュラムです。
ゲームアプリを実際に作って公開するまでの一連の流れを学ぶことができるので、ゲーム業界の就職をめざしている人におすすめです。
TECH:CAMP(テックキャンプ)
VR・3Dゲーム開発コース
料金:入会金128,000円、月額料金12,800円
テックキャンプは面白いシステムです。
入会金こそ128,000円でやや料金が高いものの、
Webサイト制作/Webサービス開発/VR・3Dゲーム開発/デザイン/AI(人工知能)入門/実践ビジネススキル講座
上記の6コースが全てウケ放題なのです。
Unityだけにとどまらず、他のITスキルも学びたいならテックキャンプがおすすめです。
基本的には公式から攻めるのがよいと思います。「Unity マニュアル」「はじめてのUNITY」にざっくり目を通してみましょう。
わからない単語や内容があってもかまいません。全体の概要を知ることが大切です。
そのまま「はじめてのUNITY」でチュートリアルを進めてもかまわないのですが、分かりにくかったら「ドットインストール」がおすすめです。
ダウンロードの方法がよくわからない場合は「OpenBook-Unity入門」を見るとわかりやすいでしょう。
独学が難しいと思うならプログラミングスクールで勉強するのもいいかもしれません。
あとはひたすらゲームを作って、作って、作って、ハードルの高いゲームにもチャレンジという学習の流れです。