結論から言うと趣味のプログラミングと仕事のプログラミングはまったくちがいます。
趣味でだらだらやっていると、仕事に生かすこともできず、勉強したプログラミングの方法が古くなり、過去の遺物になってしまうこともあるのです。
「俺、プログラミングができるんだ」なんてイキッてもちょっとむなしいですよね。
なんでこんなに辛口かというと、自分が経験した黒歴史だからですね。中学生のころから少し触って挫折しての繰り返しでした。
私の経験をからめて、趣味プログラミングに足りないこと、仕事にするのに必要なことをお話します。
はじめての仕事としてのプログラミング。落とし穴にずっぽり落ちる
自分が始めてプログラミングの仕事に関わったのは在宅でできるバイトでした。
最初にプログラミングのテストがあって、意気揚々とはじめたものの形を作るだけで精いっぱい、クオリティを高めることもできず提出はしたものの採用にはなりませんでした。
本当もう大失敗です。
考えてみたら趣味でプログラミングをやっていても作品を完成させた体験がなかったのです。中途半端な知識でできると勘違いしていたのでした。
作り方を知っていることと、作れるということは大違い
「どんなプログラムを作ったことがあるか」に答えられないのは辛いです。
自分はサイトもアプリも作ったことがないのに、採用テストにチャレンジしました。
参考書や問題をやって独学で勉強していたので概念は理解できていました。でも実際に作ってみると思いもよらないエラーやハプニングに見舞われました。
なんでも最初から上手に作れるはずないですよね。
そして作り方を理解していることと、実際に作れることはまったく違うことなのだと改めて認識しました。
作れるという経験が何よりも大切です。
この経験からどんどん制作物を作るようになりました。
締切日が本当の締切日じゃない
私の場合はテスト的にWEBサイトを作成するということで、十分な時間を与えられていたと思います。
しかし、ギリギリまで作成と確認を行っていて提出が遅くなったのです。
締切日は過ぎていません。
締切に間に合ったのだからセーフと当時は考えていました。
しかしWEBサイトの作成は作成から提出で1回で終わることは稀です。
特に在宅での作業となると手直し部分がいくつか出てきます。
進め方のタイプにもよりますが、仮作成を提出して詰めていくタイプのクライアントだと期限ギリギリの対応は嫌われます。企業に就職しても同じことが言えます。
時には仕事が遅いと勘違いされてしまうこともあったりしますよ。
期限は仮の期限という認識がなかったのです。
自分の好きなようにはプログラミングできない
仕事だと決められた仕様書どおりに作成しないといけません。
便利な機能を自分が思いついたとしても実装することはほぼできないでしょう。
きっちりルールで固められたケースが多いので制約の中でプログラミングをするクセが必要になってきます。
趣味のプログラミングを抜けるためには
初心者が本気でプログラマーになるために大切なのが「就職した時に困らないためのリサーチ」です。
自分が進もうとしている企業や業務の調査です。
例えばゲームプログラマーになりたい人は、ゲームがどの言語で作られていて、開発環境はどうなのか知らなくてはいけません。
同時にゲーム業界では優良な企業はどういう取り組みをしているのか、どういう話題がトレンドなのかなど、具体的なイメージが抱けるように調べることでより就職にむけて取り組むことができます。
次にプログラミング言語に精通することが大事です。
最初は実際にプログラムを作るとなると時間がかかってしまうので、まずは同じような業種の人が困った時に見ているようなサイトを探してみます。
専門用語などが多く、最初は何を言っているかわからないと思いますが読めるだけ読んでプログラムになれることが重要です。
事前に感覚をつかんでからプログラミングの勉強をするとスッと頭に入りやすいので、隙間時間を活用して個人のプログラミングブログなど見てみましょう。
趣味のプログラマーからの脱却・まとめ
非常にえげつない言い方ですが仕事はお金と直結します。
だからこそ企業やクライアントが求めていることによりシビアに敏感にならなくてはいけません。趣味のプログラミングでは対企業という意識がスッポリ抜け落ちてしまうんですよね。
私の経験が誰かのお役に立てば幸いです。