プログラム言語はたくさんありますが、最近になって人気なのがPythonとSwiftです
Pythonは1991年に欧米で広く普及し、Swiftはつい最近発表されたプログラム言語です。
25年以上まえに作られた言語と、数年しか経過していない言語、 流行の理由はいったい何だったのでしょうか?
ふたつの言語を比較しつつ、人気の理由について解説していきます。
Pythonが人気の理由
PythonとAIには深い関わりがあります。
AIを実現するためには機械学習を実装する必要がありますが、pythonが使われるのです。
GoogleがTensorFlow(テンソルフロー)という機会学習を実装するためのライブラリを開発しました。オープンソースで、無償で公開されていてカスタマイズもできます。
このライブラリはC言語、C++のほかにPythonでも利用ができるのです。
PC言語に比べより簡単で分かりやすい言語のため、個人でPythonを使って機会学習ができることで注目を集めました。
Swiftが人気の理由
SwiftはApple製品と深くかかわりがある言語で、日本独特のiPhoneの高いシェア率と人気は関係しています。
もともとスマホ業界ではOSがまっぷたつに分かれてきました。
AndroidとiOSです。
Androidは欧米で6~7割、中国で8割と高いシェアを持っているのですがそれは世界の話です。
日本の場合はiPhoneの利用者が5割程度を占めていて、時期によっては6割以上の人がiPhoneを使っているのです。
SwiftはApple製品のiOS上で動くプログラムのため、おのずと日本で人気が高まってきました。
またはiPhoneアプリは、以前はObjective-Cというプログラム言語で作られていたのですが、2014年にSwiftが発表されると、開発はSwiftに移行されました。
特定の状況においてObjective-Cの2.8倍の速度で動くこともあるようですが、iPhoneアプリと言えばSwiftといわれるまでになったのです。
PythonとSwiftどちらを学べばよいの?
PythonとSwiftはお互いの活動領域が明確に分かれているため、同じステージでコラボすることは現在では考えられません。
まったくちがう分野で活躍する言語と考えた方がよいでしょう。
なので自分が学ぶ時は
機会学習やAIについて学びたいならPython
Apple製品を作りたいと思うならSwift
と考えるとわかりやすいでしょう。
PythonとSwiftの学習方法
PythonとSwiftも他の言語と勉強方法は変わりません。
独学かプログラミングスクールで学習するかに分かれます。
PythonとSwiftを独学で勉強する
独学で勉強となると動画と参考書がおすすめです。
特にProgateやドットインストールなら、PythonとSwiftの両方を学ぶことができます。
自分のレベルにあった学習動画を探してみてみると、勉強が進みますよ。
学習サイトの種類や内容については、こちらの記事にくわしく書いているのでよければご覧ください。
Pythonをプログラミングスクールで勉強する
Pythonを教えてくれるスクールは数が限られます。
PythonはAI学習の一端として学ぶため、費用が高額になりやすく、またオンラインでの講座がみつかりにくいのです。
おすすめなのがTECH:CAMP(テックキャンプ)のAIコースです。
入会金128,000円、月額料金12,800円とやや変則的な料金設定ですが、Pythonが学べるAIコースを含む6コースが学び放題なので、けして高い金額ではありません。
やる気があるならSwiftとPython、両方を学ぶことだってできます。完全オンライン講座があるので地方の人も受講可能です。
Pythonをプログラミングスクールで学びたいなら一度検討してみてはいかがでしょうか。
Swiftをプログラミングスクールで勉強する
Swiftを扱うプログラミングスクールは比較的多く見つかります。
なかでもおすすめはTechAcademy (テックアカデミー)のiPhoneアプリコースです。
料金は4週間プランで129,000円(社会人)と、プログラミングスクールの中ではお安い方です。
実際に期間内にiPhoneアプリをAppStoreに公開する学習方法がとられています。
もちろん完全オンライン講習OK。現役iOSエンジニアの先生が手取り足とり教えてくれるのでつまずいても心配ありません。
その他プログラミングスクールの比較はこちら。
⇒プログラミングスクールを徹底比較!料金は?サービスは?就職は?!お金をかけて失敗したくない!
PythonとSwiftの今後
Pythonの未来、AIへの許容性と広がり
人間がどれだけAIを受け入れることができるかで未来が変わってくると予想できます。
例えばですが、コンピュータ将棋ソフトPonanza(ポナンザ)を知っていますか?
叡王戦を優勝したプロ棋士と、ポナンザが電王戦で将棋対決を行ったのですが、ポナンザが勝利しました。
AIの勝利です。
この背景には、人が積み重ねた将棋のセオリーをはるかに超えた戦術がポナンザにはありました。
なぜ、第一手に王を動かしたのか?
どのような戦略があったのか?
しかし、ポナンザの開発者はその強さの理由が分からないのです。
製作者でありながらわからないというのは、プログラムの世界では考えられないことです。
機会学習では未知のことがおこります。
ただ理由が分からなくて、プログラムが信用できなかったとしても、お金を稼いでくれて犯罪も未然に防いでくれるわけですね。
このような理由から、AIに対して人がどれだけ許容できるかが、市場の広がりを決めることとなると思います。
プログラムが自分で考えている以上のことをすると、ワクワクはしますよね。
Swiftの未来はApple次第
Swiftの未来は、Apple社のマーケティング力に影響されるでしょう。
SwiftはiOS上で動くアプリケーションを作るためのプログラム言語なので、Apple製品に依存してしまいます。
今の現況からApple製品を選んで使ってくれる人がどう増えるかにSwiftの未来はかかっています。
ただアプリケーションを制作する側としては、iPhoneもAndroidも対応できるようになっておくと便利ですよね。
対となるJAVAも一緒に学び、アプリのことはお任せくださいという状況を作っておいたほうが有利になりそうです。
スマホを持たなくなるという選択肢は今のところはなさそうですので。
pythonとswiftの比較・まとめ
これだけテクノロジーが発達して、移り変わりの激しい世の中です。
プログラムの言語に関係なくITがどのように変化していくか、未来に対する観点は持たないと困ることになります。
と同時に、プログラミングを楽しむ方向性も大切にしたいです。
このへんはバランスが必要ですね。
今回はpythonとswiftの話でしたが、どの言語でもひとつ覚えたら、他の言語を覚えるのは簡単なので、なにを先に覚えても大丈夫です。
プログラミングは我が道を行く人が一番強いのかもしれないですね。
もしよければ他の記事も参考にしてみてください。
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⇒学習サイトでプログラミング入門!独学に最適!14選
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