「となりのトトロ」「風の谷のナウシカ」ジブリの作品を知らない人はいません。
でもジブリの世界って設定があやふやでおかしいと感じる部分もあるんですよね。
まさに幻想的で作風は寓意や神話、暗示の存在を想像させます。
そう、まことしとやかにささやかれている噂もあるのです。
信じるか信じないかはあなた次第。
ジブリで伝説になっている都市伝説についてお話します。
ジブリ・風の谷のナウシカの都市伝説
収益こそ微々たるものでありながら、ジブリの原点的な作品として今もファンから圧倒的な支持を受ける『風の谷のナウシカ』
欲望に翻弄されるのも憎悪にとらわれるのも大して変わりはない。
【風の谷のナウシカ】 pic.twitter.com/dDSnoT9HIi
— 心に響くジブリ名言 (@jibu_hibiku) 2018年11月9日
伝説的な作品ゆえに明らかにされていない設定がいくつかあります。
研究熱心なファンがさまざまな考察を行い、それが作品の都市伝説として語られてきました。
そのひとつに「舞台は地球ではなく火星」というものがあります。
荒涼たる火星は無人の荒野とされてきましたが、超古代文明が存在したのではないかという噂があります。
火星は地球よりも重力が小さいため、風力で飛ぶのがたやすい環境で、ナウシカの物語で説明される風の谷の描写にぴったりです。
またナウシカの物語は、大破局となった戦争から1000年後の世界が舞台となっています。
地下に逃げなければ人間が生き延びることができなかったその世界で、縦横に地上を飛び回るナウシカは、実は人の住めない世界でしか生存できない人造人間ではないのか?ともいわれています。
これもささやかれる都市伝説のひとつです。
ジブリ・千と千尋の神隠しの都市伝説
ジブリ史上最大のヒット作であり、ジブリファンからの人気も高いのが『千と千尋の神隠し』です。当然ながら都市伝説の種にも事欠きません。
#千と千尋の神隠し好きはRT pic.twitter.com/Ivaf61bJAF
— 千と千尋の神隠し♡画像 (@SenChihiro_pic) 2015年4月2日
そもそもこの映画には、死を暗示するような表現があふれています。
主人公である千尋の、父親の運転は極めて乱暴です。
突然スピードを上げてトンネルに突っ込んで行く様子は激突死を想像させます。
千尋をはじめ“体が透けている”人物が映画のあちこちで見られ、トンネルや橋があの世とこの世を繋ぐ三途の川として描かれています。
電車や駅という表現すら死者とよみがえりを暗示するものとも考えられます。
ここからこの映画は千尋が死後の世界を経験し、そこから元の世界=現世に生き返る物語であるという都市伝説が生まれています。
ジブリ・崖の上のポニョの都市伝説
キャッチーな主題歌でも人気の高い『崖の上のポニョ』も、死後の世界を描いているのでは?と言われています。
崖の上のポニョ♡ポニョ pic.twitter.com/OIv247drw8
— 爆笑スタジオジブリ (@ziburii_omoro) 2018年11月15日
ポニョが起こしてしまった巨大津波にのみこまれてしまったにもかかわらず、その町の何もかもが破壊されずに水の中で存在し続けている不思議。
人々が水の中で普通に暮らし、むしろ不自由な人は身体機能を取り戻している不思議。
愛らしい外貌だけれどもポニョ自身が死神であったと考えれば納得がいきます。
実際この映画で音楽を担当した久石譲氏が、映画のテーマとして死後の世界や輪廻転生に言及していたとも言われており、この都市伝説はかなり真実味があります。
ジブリ・となりのトトロの都市伝説
ジブリの都市伝説と言えばこの作品を紹介しないわけにはいきません。
1988年に公開された『となりのトトロ』
「トトロ」は本名ではなかった!?
トトロの本名は『ミミンズク』。中トトロは『ズク』小トトロは『ミン』という設定。#となりのトトロ pic.twitter.com/qjV6y68Tvj
— 雑学の王様bot (@bot56901201) 2018年11月19日
今やジブリを象徴するキャラクターです。
「トトロ」という呼び名は主人公のメイが勝手に付けたものですが、都市伝説としては北欧の妖精「トロール」との関連が疑われています。
トロールは死期の迫った者やすでに死んでいる者の前にしか姿を現さない、死神のような存在といいます。
主人公の姉妹のうち、妹のメイには最初からトトロの姿が見えますが、姉のサツキには見えません。
その後、姿を消した妹を求めてサツキが「妹のところへ連れて行ってほしい」と望むと、サツキにもトトロが見えるようになるのです。
一方、姉妹を愛し理解しているにもかかわらず父親は最後までトトロの姿を見ることはありません。
実際にトトロの設定はwikiなどでも「森の主であり、この国に太古より生き、巨大なクスノキに住んでいる」とされています。
自然霊という側面が強く、現世と冥界を行き来できる存在であることは確かなようです。
ジブリ・魔女の宅急便の都市伝説
最後に、少しだけブラックな都市伝説をご紹介して終わりましょう。
スタジオジブリは1989年公開の『魔女の宅急便』
笑顔よ。 第一印象を大事にしなきゃ。 【魔女の宅急便】 pic.twitter.com/TTW801q9Dc
— ★心に響くジブリ名言など★ (@wcnvk8uig7faq6u) 2018年11月20日
この大ヒットによって、ジブリは初めて企業としての黒字化を達成します。
実はこの成功には影の立役者・ヤマト運輸の存在があったと言われています。
両社はヤマトの商標である「宅急便」をそのまま映画に使うことで、映画の大ヒットと宅配便業界No.1の地位を手に入れたとか、入れないとか。
あくまで都市伝説ですから真偽のほどはわかりません。
ジブリの都市伝説・まとめ
あれだけの爆発的ヒット作を生み出したジブリ。
みんなから愛されてるからこそ、いろいろな憶測が生まれるのかもしれませんね。
信じるか信じないかはあなた次第です。
でもジブリの都市伝説を踏まえて作品を見ると新しい気づきがあるかもしれませんよ。