
IT未経験でも雇ってくる会社ないかな~。めちゃめちゃ頑張るんだけどな!

本気でそう思うなら社内研修でプログラミングを教えてくれる企業を面接したら?

そんな会社あるの?!ウソでしょ!
実際にあります。社内で数か月の研修と勉強を重ねてプログラマーへ!社内育成がある企業の探し方とメリットとデメリットについてお伝えします。
企業はどうして未経験の人をプログラマーを研修で育てるの?
「プログラミングの経験もないのに、会社がわざわざお金をかけてプログラマーに育ててくれる」
とそれだけを聞くと、非常にうさんくさく感じますよね。その感覚はけして間違っていないです。最初聞いた時は私でもそう思いましたもの。
ではどうして企業がそこまでしてくれるのかというと、IT業界のさまざまな背景や事情が絡んでいるからなのです。
プログラマーやエンジニア、IT人材は慢性的に不足している
まずIT業界というのは現在非常に需要が多く、今後も期待されている分野なのですが、人手が足りていません。
それもちょっと足りていないではなく、非常に足りていないのです。今人材が不足していないだけでなく、将来的にも人材が足りないと予測されています。
ここ十年ほどでテクノロジーは急激な発展をとげましたが、その発展に人が追い付いていないのですね。
人出不足の事情があるので、優秀なプログラマーというのは、すでに満足のいく環境で働いている可能性が高いです。
お給料が低かったり職場に不満があるなら引く手あまたなので、サクッと転職できます。いい企業ほど優遇してプログラマーを上手に引き留めておきます。
そうなると企業がプログラマーの募集をしたとしても優秀な人材がすぐに自分のところにきてくれるとは限りません。
また自社でシステムを組むリソースがない企業などは、派遣会社から人材を引っ張ってくることが多くなります。その方が余計なコストをかけずに優秀な人材を確保できるからです。
すぐに力になってほしいなら派遣会社に頼む方がよっぼどコスト的にもいいでしょう。
社内研修でプログラマーを育てる企業はどういう人材を求めているのか?
では企業が今どんな人材を求めて募集するかというと、自分の会社に共感して長く働いてくれる人です。今後の会社の柱になってくれるような人ですね。
そのためなら多少コストや時間がかかっても自社でプログラミングを教えればいいと考えています。
優秀な人材が確保できないなら、自ら育てようと考えているので、プログラミング未経験でも人柄がよかったり、粘り強くやる気がある人を求めています。
結果「未経験でも社内研修でプログラマーに」という求人が生まれるわけです。
「社内研修でプログラマーを育る」という名目のブラック企業もある
未経験の人を社内教育で採用する企業のパターンはもうひとつあります。
残念ながら皆さんのご想像のとおりブラックな企業です。常に人が足りていないので、とりあえず採用してしまおうというと考えています。
ただこういう会社は悪い評判が立っていることが多いので、絶対ではないですが回避は可能です。
未経験でも社内研修でプログラマーになる、IT業界の求人
全国版の求人サイトで探してみる
社内研修でプログラマーへ育成してくれる会社は特に全国版の求人サイトで多くみられます。
例えば有名なDODAではこんな募集がありました。
「未経験歓迎」と書いてありますね。
他にマイナビでも見つけました。
職種で「ITエンジニア」「プログラマー」などのカテゴリーをチェックして、キーワードに「未経験」と入力すると一覧で見ることができます。
IT特化型の転職エージェントで探してみる
有名どころではレバテックキャリアやGeeklyなどあります。
IT特化型の転職エージェントの何がいいかというと、通常の求人サイトに比べブラック企業が少ないことです。企業に対してもリサーチを行っていること、提携している会社が大手企業であることが理由です。
またエージェントの担当者がIT業界にくわしいため、スキルの相談にのってくれたり、分野別の職種のトレンドや方向性などアドバイスしてくれます。
もちろん担当者にもよりますが、このちょっとしたアドバイスがあるのとないのとでは、のちのち大きく変わってくることがあります。
専任のカウンセラーがカウンセリングとレジュメの添削までしてくれるので話だけでも聞いてみるといいかもしれません。
自分が登録した転職エージェントの一覧はこちらです。
IT派遣で未経験でもプログラマーになれる
基本的にITの派遣は即戦力が求められるので「未経験で社内研修をして…」というような案件はないのですが例外があります。
リツアンという派遣会社さんです。
社長さん自ら「未経験者でもうちはお仕事ある」とお話しているのでウソではありません。
ブラックでもないですよ。いろいろなメディアにも掲載されている超優良企業です。
リツアンの記事はこちらです。
社内研修でプログラマーで就職するには条件がある
まったくの未経験で企業がプログラマーになるまで育ててくれる、本当に素晴らしい取り組みなのですが、注意点もあります。
社内研修でプログラマーになるには、30代以降は厳しい。ほぼ20代が対象
求人ではいろいろ書いていても、20代が対象だと考えた方がよいでしょう。
これは自分でも経験ずみですし、転職エージェントの担当者にもいわれたことです。
もし30代で会社で育成してもらう未経験プログラマーをめざすなら、優秀な人材であることを会社にアピールする必要があります。
「実際に自分でこんなアプリを作りました。」
「プログラミングスクールで学んで推薦状があります」
などなど
とくになんらかの形の制作物は必須になってくるので、しっかり勉強しておくことをおすすめします。
俗にいうITブラック企業もある、入社する前に回避する方法
一番注意しなくてはいけないのが入社してからの待遇で、俗にいうブラックで入社後に後悔したという話もあります。
もちろん一部の企業だけの話なのですが、労働環境がよくないため人材が集まらないのが原因です。そのため社内でザックリ勉強してもらって、とにかく人をあてていくというようなケースがあります。
優秀なプログラマーを育てていこうという環境ではないので、残業時間の超過やスキルのミスマッチなどトラブルになることもあるので注意が必要です。
IT業界の未経験者の具体的なブラック企業の見分け方
・大量に大勢を採用しようとしている
・採用欄が「夢」「絆」「アットホーム」などJポップなみに仲間意識が強い
・ネットで調べると評判が悪い
対策としては募集に応募する前に徹底して評判を調べておくことをおすすめします。
会社の評判や転職会議など、企業の口コミサイトは見ておいて損はありません。
また2ちゃんねるで「●●会社 2ちゃんねる」で調べて名前がでてきたら要注意です。
もっと知りたい方はこちらの記事にも詳しく書いています。
研修でプログラマーになるには、プレッシャーをはねつける精神力が必要
企業もコストをかけてプログラマーに育成するわけです。
短期間で仕事ができるように、しっかり勉強についていかなくてはいけません。個人的な差はありますがプレッシャーはあると思っておいた方がよいでしょう。
なので「ちょっとプログラミングをしてみたい」という人にはむいていません。
精神的に強い人におすすめです。
社内研修でプログラマーになる・まとめ
まったくの未経験ところから企業に育ててもらえるのはとても魅力的なことだと思います。
ただ条件や向き不向きもあるためよく考えてから検討した方がよいでしょう。
・メンタルが強い
・すぐにでもプログラマーになりたい
・特に20代の人
上記のような方におすすめな方法だといえます。