明るい未来が待っているならいいですけど、今の日本は景気も悪く不安定な状況です。
看護師をしていると、これからの医療の世界はどうなるのかとふと思うことがありますよね。
これから10年20年先に看護師の業務がどう変化していくのか、これからの医療について予想してみたいと思います。
これからの看護と医療の変化
高齢化社会でより看護師のニーズは高まる
看護師の転職や就職に関しては基本的には今後も売り手市場です。
あまり心配する必要はないかもしれませんが、自分がどの分野に進んで何を学ぶのかを明確にしておく必要があるでしょう。
というのも高齢化の波が押し寄せてくるからです。2025年には人口の約20%が高齢者になるといわれています。
そうなると介護や在宅医療の重要度が増して、看護師も時代に合わせた変化が求められます。
医療に関わる人のニーズは増えていくいき、医療の現場は転換期を迎えることになるでしょう。
コンピューター、AI技術が医療業界で大活躍
実はAI技術はすでに外国の病院で使われつつあります。
ガン治療にGoogleの人工知能「DeepMind」
このほどガンの治療にイギリスの病院でgoogleの人工知能が使われることになりました。
治療計画に使われるということで、膨大な数の画像やデーターの分析や解析が数倍早くなるとか。まさにAIにうってつけの作業です。その他googleではがんの治療キッドも開発しています。ナノ粒子を体内に注入する方法だそうで期待がもたれます。
特に医療関係ではテクノロジーと結びついてさまざまな検証がされています。
膨大なデーターを蓄積して解析するのはAIの得意分野です。
その他ロボット分野でも医療への関わりが深くになっています。
細かで精密な動きができる機械は手術にも向いているのです。また疲れを知らないロボットは介護の現場でも活躍するでしょう。
現在ですらパソコンや専用端末での管理は当たり前なので、今後は機械やコンピューターに強い看護師が活躍するかもしれませんね。
医療現場がよい方向に変わる可能性について
人間関係で悩む人も多く、離職率も高いのが看護の現場です。
今後は人口が減り、なおかつ医療の需要が増えるので、看護師の職は重要になってきます。
潜在看護師の発掘や研修、セミナーなど病院や自治体、国からのフォローが重要不可欠になるでしょう。
また厳しい世界だからこそ、縦社会で統制されるだけでなく、みんなが話せる場や相談先の確保が必要になってきます。
すでに海外では医療現場でのメンタルヘルスケアの重要性がとかれ、さまざまな対策がとられているのです。日本は遅れているのですね。
そのことをふまえると今後は、研修がしっかりとあって人間関係が良好な医療現場と、常に慢性的な不満が充満して環境がよくない医療現場に二分化されることが予想されます。
これは医療職にかぎらず、売り手市場になると起きる現象です。
財力、余力がある企業はそれだけいい人材を集められますから。
今後は自分の技術やメンタル次第で、思うような職場をどんどん選べる時代になるのではないでしょうか。
そう考えるとけして未来は暗いことばかりではないですね。