アファメーションとは幸せを呼ぶ法則。日本の文化に最適な方法

アファメーション オカルト

人生の目的は何か、と問われたら、答えられない人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。

100年生きても構いませんよ、と盛んに言われるご時勢ですが、100年生きるだけでもかなり気が重いのに、コツコツ努力して何かを達成するなんて、むしろ気が遠くなりそうです。

平和な国に生まれ、退屈することも多い日常を、感謝して価値ある時間にすることは、誰しもが望んでいること。

見たいものを見て、食べたいものを食べて、行きたいところへ行き、なりたいものになりたい。

夢を叶えたい。未熟な自分を超えたい。そう願いことこそが、人間の本能なのかもしれません。

アファメーションとは。全てを受け入れることからうまれる

「アファメーション(affirmation)」は本来、一般名詞で、動詞「affirm(肯定する・認める・受け入れる)」の名詞形です。

現代の意味は、願望成就や自己啓発を求める人が、願いを叶えることができる自分、なりたいものになれる自分、やりたいことができる自分であると強く信じ、それを自分にも他者に対しても宣言することです。

宣言それ自体を「アファメーション」と呼ぶようになり、世の中にも広く普及するようになりました。

西欧におけるアファメーションの事はじめは、19世紀生まれのフランス人の学者「エミール・クーエ(Emile Coue)」と言われています。

心理学的な療法として「自己暗示」という方法を確立し、言葉の力、強く思い願う気持ちが大きな力をもつことを世界中に広めました。

彼の著書『暗示で心と体を癒しなさい!』は今もアマゾンで日本語訳版を購入できる大ベストセラーです。

アファメーションが現代の日本で広まる理由

クーエの方法が21世紀の現在も廃れない理由はその簡単さです。

「日々あらゆる面で、私はますます良くなりつつあります」と心の中で呟くことをアファメーション推奨しています。

西欧に比べて遥かに豊かで複雑な言語体験を持ってきた日本では、漢字や言語音声が持つパワーを当然のこととして社会が形成されてきました。

今も日常的に使われ目にする言葉に「言霊(ことだま・「言魂」とも書く)」というものがあります。

「声に出す言葉には霊力があり必ず物質に影響を与える」というある種の思想、日本の文化の存在が表現されている言葉であり、これ自体がひとつのアファメーションと言えるのではないでしょうか。

言霊の思想においては当然ながら、ポジティブな言葉を発すればポジティブなことが起こり、ネガティブな言葉を発すればネガティブなことが起こります。

アフィメーションは神事ともつながっている

言霊のパワーをストレートに発揮させようとするのが、神社などで今も日常的に神様に奏上されている「祝詞(のりと)」です。

日本では慶事においても弔事においても、使って良い/悪い言葉、筆記用具の種類にまで至る面倒な指定がありますが、これらも言霊文化の延長線上にある習俗といえます。

言葉の力を生かしつつやり過ごすことで安寧な国土を保ってきた国ですから、面倒がらず、今後もこのきまりは守っておくほうが無難と言えるのかもしれません。

アファメーションの指導者・エイブラハムと引きよせの法則

1970年代以降にアメリカで流行した自己啓発セミナーは、1980年代から1990年の日本でも大いに流行しました。

自己啓発はアファメーションなのか、という議論はさておき、アファメーションの手法の進化やバリエーションは広がり続けています。

最もポピュラーなアファメーションの指導者として、書籍などにもなっている「引き寄せの法則」で有名な「エイブラハム」の名前が挙げられます。

エイブラハムはとてもユニークな存在です。

代理人であるジェリーとエスターのヒックス夫妻の主張によると、エイブラハムは人霊ではなく、目には見えないエネルギー・魂の集合体で、霊媒体質である妻のエスターに憑依することで言葉を得、宇宙の法則とそれに従った生き方を全人類に教えてくれる教師のような存在です。

思考することで願望が潜在意識に刷り込まれると(「波動を合わせる」と表現されます)、自分自身の無意識が願望成就というゴールへと導いてくれる、というのが、引き寄せのアファメーション、“引き寄せの法則”の概略です。

当然のことながら、欲に任せてガツガツと願望するのでは、成就を引き寄せることはできません。

生かされていることへの感謝や地球環境への慈しみといった視野の広さ、利他心を持つことが必要です。

そうすれば自ずと願望は感謝に基づいたものとなり、感謝は行動の原動力となります。

願望に基づいて行動してはだめなのです。

感謝と行動の一貫性こそがアファメーションであり、人類が目指すべき生き方であると、エイブラハムは指摘しています。

アファメーションは幸せを導く・まとめ

「笑う門には福来る」「類は友を呼ぶ」などのことわざがあるように、言霊文化だけではなく、行動にフィーチャーしたアファメーションの重要性を、日本人はとうの昔から知っていました。

アファメーションは本来、けして特別なことではなく、自分自身の足元をしっかり見据えながら、360度の周囲をしっかり見渡すだけで、実践できることなのかもしれません。