皆さんも会社で、データーを集計することってありませんか?
例えばアンケートの集計結果などをエクセルでデータ化した場合、 ひとりでやれば問題なのですが、チームで作業をするとしばしばいろいろな問題が起こります。
みんなで作業したファイルを後日照らし合わせたときに・・・
AさんとBさんが作業している部分に重複があったり
Cさんが分担していた箇所に入力ミスがあったり
はたまた最終的な集計方法が間違っているなんてことも。
お互いの重複しているデータの整理をしなくてはいけないうえに、記録をどこまでさかのぼらなければいけないのか。。。
さぁ、どうしましょうか。 こんな無駄な作業は誰でもいやですよね? これはチームでプログラミングをしていても頻繁に起こることです。
データーがこんがらがるのを未然に防ぐ仕組みを持っているのが「Git」です。
プログラミングのバージョン管理・「Github」の前に「Git」とは?
Gitの主な機能は、 ・バージョン管理 ・複数人で作業をして編集した箇所の管理 となります。
バージョン管理とは、過去作ったものの履歴を取っておくバックアップのようなものです。
オリジナルのデータを随時持っているわけではなく、どこに変更があったかをデータで持っています。
複数人で作業をして編集した箇所の管理は、編集箇所を完全に切り分け出来れば、他の人と編集箇所が重複することはないので問題ありません。
しかし、どうしても分けられないデータを複数の人で編集すると、どれがオリジナルのデータなのかもわからなくなってしまいます。
Gitはみんなが作ったデーターをきちんとならべて整理してくれる頼もしい味方なのです。
外部からアクセスするための管理とセキュリティ・Githubの重要性
社内で複数人のプログラマーが、バージョン管理をするだけなら「Git」でも大丈夫でしょう。
なぜかとうとそれは「社内で」という条件があるからです。
もしも、このプログラマーが在宅でも作業をする人たちだった場合はどうでしょうか?
社内のファイルを各プログラマーが外部からアクセスをしないといけなくなります。
しかし、一部は制限し、一部はアクセス許可にするためにはセキュリティの管理が必要です。
「Git」では編集が完了したファイルを一つのバージョンとしてデータを保存しますが、そのデータはローカルデータなので社内からしかアクセスできません。
そこで登場するのが「Github」です。
「Github」を使うと「Git」で保存しているバージョン管理ファイルをクラウド上へ保存することができます。
クラウド上へ保存しているデータなので通信が出来る環境であれば、どこからでもアクセスすることが可能です。
プログラマーの必需品、Githubを使う上での注意点とは?
「Github」へアクセスすることが出来るのは、社内のプログラマーだけではありません。
「Github」無料プランでの利用の場合は、社内に関係のない人も見ることができます。インターネットにつながる人が全員見ることができるのです。
そのため、社外秘となるようなデータをGithubの無料プランで使うべきではありません。
有料プランになるとインターネットに公開しないように設定することができます。
GitとGithubを上手に使いこなして役立てる
これまで説明をしてきたとおり、「Git」と「Github」の機能はそれぞれ違っています。
「Git」がないと「Github」は成り立ちません。
しかし、「Github」がなくても「Git」は成り立ちます。
「Git」と「Github」のコラボレーションでできることで幅が広がっているのです。
例えばですが、GithubはGItの仕組みを利用しつつインターネットで世界各国の人とつながっていますね。
ということは、世界中の優秀なプログラマーのコードを見ることができるということです。
自分ひとりでコードを書いていると発想や構想が生まれにくいものです。
他人のコードを見て考えることでより成長がはやまります。
実はGitにもフォークという機能があり、インターネット上で他の人が公開しているプログラムをベースに自分用にカスタマイズすることが可能です。
とても便利。 その他、コマンドを使用するのが苦手な人にはマウスで使えるソフトウェアもあります。
・GitHub Desktop
自分はコマンド派ですが、とても使いやすそうです。
プログラマーとエンジニアのバージョン管理、GitとGithub・まとめ
プログラミングを始めると作って終わりではありません。
機能追加をしたり、リリース時に発見できなかったバグを見つけることがあるかもしれません。
そういう時にソースのバージョン管理というものがとても重要になってくるのです。
今は使う必要がないという人もGitに登録して使い方を知っておくとよいでしょう。